花の写真を撮るのが好きだ。熱中するうちに花と自分の境目を忘れて、わたしそれ自身が花や春になるのが好きだ。けれどときどき、自分の「見ている」に自信がまったく持てなくなる。 何かを見ている。目でかたちを見ている。風を耳で感じている。香りを鼻で感…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。