羊とメトニミー

伏流水のなかに棲んでいる

これから沖縄で遊ぶ人に読んでもらいたい備忘録 - 序 & 宿、交通編-

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慶良間諸島水深の5メートルの海

 

卒業旅行のシーズンである。卒業旅行と言えば沖縄だ。もしかしたら海外や京都やどこかの島に行く人もいるかもしれないが、なにはともあれ沖縄である。

 

本当はこの冬、北海道で流氷の上を歩きたかったのだけど、車の免許がないと歩ける場所まで集合すらできないことと、冬の北海道は流氷ウォーク以外のアクティビティにおいてそもそも「出歩く」ということが誠に困難であるため、沖縄に海を見に行った。結論、沖縄に行ってめっちゃよかった。

 

沖縄、いいよ。すごくいい。「沖縄に観光」というと、国際通りの喧騒、屋根でニコニコしているシーサー、青い海、美ら海水族館で泳ぐ魚なんかを思い浮かべる人が多いと思う。確かに間違ってはいないけれど、それは修学旅行の楽しみ方だ。もうひとつ言えば、修学旅行では必ず平和祈念公園に連れて行かれて、夜は戦争を生き抜いたおじいちゃんやおばあちゃんから話を聞く会みたいなのが設けられる。あの夜、お話会にSlipknotのライブTシャツを着てきたOM美は元気だろうか。

  

 

そう、多くの人びとにとって「沖縄旅行」の記憶は修学旅行で止まっている。それかグループ旅行。一人旅や二人旅で沖縄に行ったという人はあまり見かけない。グループ旅行にありがちなこととして「歩きたがらない女子」というのがいる。疲れた~歩けな~いもうホテル帰ろ~?と言う。それから踏んだらチワワくらい簡単に殺せそうな高いヒールを履いている女子もいる。そしてそういう女子たちは大抵地元の地味な食堂には入らないし、離島を端から端まで8キロ歩いたりもしない。そういうわけでグループ旅行となるとどうしても行動が制限されがちになって、観光する場所は自然と「みんなが遊べる適度にハズさないアミューズメントが用意されている場所」ばかりになってしまう。

 

沖縄という場所は歩いて動き回ってこそ楽しい。本島を訪れるのは修学旅行以来だったけれど、今回の旅行でそう確信した。

というわけで、備忘録と「これから沖縄に旅行するよ!」というひとへの参考を兼ねて、今回の沖縄旅を雑に記しておく。特に「人が多い観光地を周るだけではつまらない」とか「アクティブに動くのは嫌いじゃない」という人は是非読んでみてほしい。「国際通り楽しいよね~☆海見に行きたいけど日焼けは嫌だな~☆お昼はおしゃれカフェでオーガニック食材100%のご飯を食べて、沖縄のスピリチュアルパワーを貰いたい☆」という女子には向かない記事なので、そういうひとはブラウザを閉じてほしい。

 

以下、

1. 宿、交通編

2. オキナワアクティビティ編

3. ご飯編

3つに別けてそれぞれ別記事としてお送りする。通して読めばストーリー仕立てだし、気になるところだけを読んでもらってもかまいません。お付き合いください。

 

 

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今回の同行人いっちゃん

 

 

1. 宿、交通編

 

-1.1 コストを抑える旅の術

 

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コスト削減の術において今回一番賢かったのは、間違いなくJALじゃらんパック(http://www.jalan.net/dp/jal/) を利用したことだった。これは簡単に言うと往復の飛行機と宿泊がセットになっているパックプランで、飛行機(もちろんJAL)の時間や宿は自由に選べる。もしかしたら宿によってはパックにできないところもあったのかもしれないが、沖縄で見た限りはかなりの種類の宿を選べるようだった。このプランのおかげで、往復の飛行機代+45日の朝食付きビジネスホテル代がすべて込みでなんと33000円。今回泊まった宿は普通に予約すると一泊5700円だったので、飛行機と宿を別々に予約する場合と比較すると宿代がほぼ浮いた計算である。すごい。すごすぎる。旅行サイトには早割やさまざまなキャンペーンがあって調べるのにはちょっと苦労するが、根気強く自分の旅程に合わせた割引プランを探してみると良いと思う。ちなみに今回利用したJALじゃらんパックは早割や学割などを利用したわけでもないので、本当にこのパックの力のみでこのお値段だった。

 

旅行において何にお金をかけるかというのは個人差がとても大きい。オーシャンビューやふかふかベッドにお金をかけたい人もいれば、美食の限りを尽くす人もいる。わたしは、一緒に行く人と楽しめるアクティビティに一番お金をかけるタイプだ。宿は小さなビジネスホテル、ご飯は地元の食堂や自炊でなるべく安めに抑え、日中の遊びに体力と財力のすべてを注ぎ込む。今回は予期せずご飯にちょっとお金を使ったけれど、沖縄は日常の料理そのものが普段食べないようなものばかりなので、いい思い出になった。

 

 

-1.2 宿の立地はめちゃくちゃ大切

 

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美栄橋駅の目の前 駅から出たら暑くてびっくりぽんちゃん

 

今回宿泊したのは、美栄橋駅の近くにあるビジネスホテル。宿について痛感したのは、国際通りと駅から徒歩15分圏内の宿は本当に便利だということだった。飲食店が多く、スーツケースを長い距離引っ張らなくてもよくて、海の方面に出るバス停などにも歩いて行けるからだ。

 

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ゆいレールの車掌さん 制服がすっごく素敵!

 

沖縄には「ゆいレール」という那覇空港から首里までを結ぶモノレールがある。というか、沖縄の電車はゆいレールしかない。国際通りに近い停車駅は「美栄橋」「県庁前」「牧志」の3つで、観光アクセスの良さを考えるとこの付近の宿をおすすめしたい。公設市場や盛り場からほんの一本ズレた通りにある地元の食堂なんかは本当にリーズナブルにおいしいものが食べられるので、この3つの駅付近で宿をとると、夜が遅くなってもご飯に困ることはない。また、南部や中部をメインに観光することを考えると、公共交通機関を使えばレンタカーより安くかなり遠くまで行けるので、バス停や駅はなるべく徒歩圏内であるほうが便利だ。

美栄橋と県庁前周辺の方が牧志周辺よりもビジネス街寄りで、ガヤガヤした雰囲気はそんなにない。牧志周辺は夜でも明るく繁華街のような雰囲気があるが、居酒屋などで毎晩飲みたい人にはいいかもしれない。

 

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・駅で見慣れない地名を見ただけで旅感高まるよね

 

 

-1.3 公共交通機関だけでだいたいの場所へ行ける

 

 

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・高い建物がないのでモノレールがジェットコースターみたいで楽しい

 

先ほども少し述べたけれど、北部と北部寄りの中部以外はかなり遠くの場所までバスで行くことができる。本数は行先によってまちまちだけど、国際通り周辺はとにかくバスが多い。レンタカーを借りるのももちろんアリだけれど、車の量が多く運転の遅い車が多いため、一般道はけっこう渋滞しやすい。レンタカー代や高速代、運転手の疲労度など諸々を勘定に入れると、バスは効率的な交通手段だと思う。

また、ツアー会社がホテルまで送迎をしてくれることもある。楽しみたいアクティビティが決まっているなら、あらかじめ送迎付きのツアーをしてくれる会社を探すと良いかもしれない。送迎エリアも地域が国際通り周辺に限定されている場合があるが、そうした兼ね合いから考えても先述した3つの駅付近に宿を取れば、基本的には送迎をしてくれる場合が多い。

 

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・沖縄はもう桜前線がきてます

 

 

>> 次回、2.オキナワアクティビティ編に続く