羊とメトニミー

伏流水のなかに棲んでいる

これから沖縄で遊ぶ人に読んでもらいたい備忘録 - オキナワアクティビティ編-

 

2. オキナワアクティビティ編

 

-2.1 首里城はスタンプラリーがすごい

 

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・どどーんと首里城かっこいい!!!

 

さてさて昨日に引き続き、今日は旅のメインアクティビティ編です。

 

到着初日の午後に訪ねたのは那覇の観光名所として名高き首里城。赤いでっかいお城。お城そのものだけでなく、首里城一帯のエリアをお散歩するのがとても楽しかった。

首里城へはゆいレールの終点である首里駅から徒歩15分ほど。駅からバスもあるけれど、散策がてら歩くと色々なお店が見られて楽しい。

 

 

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・途中、たこやき10200円、天ぷら1つ30円で売っているお店に寄った

 

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・おっちゃんが一人でやっている。帰りに天ぷら一つ買ったらもう一つおまけしてもらった。30円で芋天2枚という価格の破壊力

 

もし億劫でなければ、事前に中国建築と中世の日本の寺院建築について、サラッと知識を入れておくとより楽しめると思う。首里城の造りは中国と日本の建築様式を融合させた琉球独特のもの、という解説があったのだけど、ここが日本式!とかここが中国式!ということが分かればより味わい深かったと思う。

 

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・城壁が皇居みたいだけど、皇居と違ってとても綺麗に石の形が整えられている

 

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・縁側がありそうでない絶妙な高さと開け具合 内部の造りは完全に和室なのに、屋根のオレンジが鮮やかでおもしろい

 

で、首里城は敷地内にスタンプラリーがあるんですけど、これがめっちゃ楽しい。スタンプがある箇所からさらに奥に続く道へ進んでみると、思いがけない絶景スポットに辿りつけたりする。城壁から少し離れたところで城や街を眺めると、内側の雰囲気とはまた違った趣があってたいへんよい。

 

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・一番大きな正殿だけでなく、城内の建物すべてが見渡せるポイントとか

 

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・謎の鳥が大量発生しているポイントとか

  

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天空の城ラピュタみたいなポイントとか!

 

 

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・こちらがゆいレールの1日乗車券

 

首里城に行くならゆいレールのワンデーパスをオススメする。24時間ゆいレール乗り放題で700円。首里以外のどの駅でも下りられるので、空港(ワンデーパスを買う)→宿の最寄り駅(荷物デポ)→首里→ご飯のおいしいお店の最寄り駅→宿の最寄り駅みたいな使い方をすれば半日で勝ち組です。

沖縄の切符改札って面白くて、切符下部にある四角いQRコードを改札の読取機にかざして通る。東京にはないハイテクぶりに興奮した。

 

 

-2.2 慶良間諸島シュノーケリング

 

滞在2日目はシュノーケリング。メインイベントだったため起床即超ワクワクだった。

今回お世話になったのはシーマックスダイビングクラブさん(http://www.seamax.co.jp/) 朝7時半過ぎに宿まで車でお迎えに来ていただき、20分ほど走ったところにある港からすぐ船に乗って慶良間諸島に向かった。一回店舗などに寄って説明などを受けるのかと思いきや、あれよあれよという間に船に乗せられウエットスーツを渡される。

 

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・船の内部はこんな感じ おおきなベッドに乗っかって他の参加者さんやインストラクターさんとみんなで海に向かう

 

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・ウェットスーツは暖かいけど脱いだ瞬間寒くて心が死ぬ

 

1日目は首里城国際通りしか行かなかったので、沖縄で初の海。慶良間諸島の海、めちゃくちゃ青い。それからめちゃくちゃ広い。青いというだけでは足りない。青さに太陽の金色が含まれて、魔法の水みたいだった。

 

 

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・遠浅の海が青い青い!

 

船はだっぱんどっぱん揺れる揺れる。普段乗り物酔わない人も酔い止め薬は必須だけど、酔い止めはすごく眠くなるので、飲む量は気をつけたほうが良い。

あと、一瞬のことで写真は撮れなかったが、なんと野生のクジラに出会った。最後に一瞬ひるがえった尻尾は確かにクジラのそれで、本当に海にクジラっているんだな〜とジワジワ感動した。

 

シュノーケリングというと浅瀬でメガネをつけてぱっちゃんぱっちゃんやっているイメージがあったけれど、今回は昼ごはん挟みつつ慶良間諸島3つのダイビングポイントを周った。泳ぐポイントの水深は数メートルで、深いところとなると10メートル超えのところもあるので、水泳が苦手な人は最初少し怖いかも。でもウェットスーツは浮くし、シュノーケルをくわえていれば呼吸はできるので問題ないです。

 

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・ウェットスーツに着替えてフィンとシュノーケルをセットしたら、船の後ろからそのままダイブ。当たり前だけど足がつかなくて楽しい。水に吸い込まれそうになる。

 

沖縄に来るときは必ず海に潜ろう!と決めてしまったほど、海の中は楽しい。普段陸地で生活しているせいで、海の中の生きもの、色、音、匂い、動き、ぜんぶが楽しくて珍しい。海の中を見ながら静かに泳いでいると、次第に波と身体のなかにあるリズム感が揃ってきて、地上では絶対に味わえない「あ、人間は海から生まれたんだな…」という心地が訪れる。珊瑚、魚、水、水、水。サメとかイカもいた。大量のナマコもいる。

 

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・今回3本目に入ったポイント 近くは無人島ばかりだけど、ひとつだけお年寄りが5人暮らしている島があるとか

 

それなりに体力がある人は沖縄に来たらぜひ海に入ってほしい。次は絶対にダイビングしたい。

 

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・船はグオーっとすごい音で風を切って進むが、実は原付より遅いらしい。遠くにうっすら見えるのがさっきの慶良間諸島

 

 

-2.3 久高島を歩く

 

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KU・DA・KA・ZI・MA!!!!!地球は青かった!!!!!!!

 

3日目は東にある久高島という離島に行ってきた。ここは事前に行こうと決めていたわけではなく、出発前夜に母から「沖縄ね~久高島いいよ~。なにがいいかよく分かんないけどいいんだよね~」という語彙のないリコメンドがあり、3日目の予定だけもともと空けてあったため行ってみた。結論、めちゃめちゃよかったです。

 

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・港にいるお船みんなかっこいい

 

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・港に向かう道にデカい目立つ小屋があって、メエ〜メエ〜って聞こえるから中を覗いたらこれです

 

那覇の都心からバスで1時間、安座間サンサンビーチのバス停から歩いて5分ほどの港に向かい、そこから高速船に乗って15分ほどで行ける。交通費は都心から往復で2500円ほどなので、コスパ良く静かな海を半日か丸一日眺めたい人には絶対オススメしたい。

 

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・これに乗ったわけじゃないけど、米津玄師の歌詞に出てきそうな船だなと思った

 

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・ちょっと曲がっちゃったけど到着!

 

久高島は人口200人程度の静かな小さな島で、住んでいる人は祈りや信仰、祭禮と非常に強く結びついた生活を送っている。本当に静かな島だった。最南端の岬に向かう道の両側はジャングルのようで、風の音すら届かない。

 

港近くにいくつか貸し自転車屋があるが、料金を見てみたらどこも3時間1000円という強気な価格設定だったので、「往復で7キロくらいなら歩くか」という結論に達した我々は歩きました。暑かった。暑かったけれど、道中牛の小屋や小さな住宅街でねそべる無数のねこ、誰も来ない白浜の海などを見つけられたのでよかった。

 

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・久高島猫見つけられるかな

 

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・暑さとの戦いが始める道 日を遮るものが何もない

 

港付近以外はトイレや自販機、売店などが一切ないので、特に歩いて島を縦断する人は水分補給と菓子パンやおにぎりの装備をしっかりしていったほうがいい。

 

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・ジャングル一本道をひたすら歩いていくと…

 

 

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・カベール岬の海だ〜〜〜〜〜!!!! この景色を独り占めできる

 

港から歩いて1時間弱でカベール岬という最南端の岬につく。ここから眺める海は、いままで見たことのあるどこのどんな海よりもうつくしかった。岩がゴツゴツした地形なので、ここを歩くときはサンダルより運動靴の方がいい。岩の先に座っていると、身体の中に海の風と波の音がどんどん流れ込んでくる。

 

 

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・さっきのジャングル道を突っ切ってみたらこんなところに

 

カベール岬以外にも、メインの道を外れたところにある秘密基地のような浜を探すのも楽しい。自転車を借りる人はたいていカベール岬にしか来ない。徒歩で移動していると、誰もいない浜辺をふと見つけたり、御嶽(ウタキ)と呼ばれる島の人たちの祭禮の空間を(外側からだけだけど)見たりすることもできる。自転車だとどうしても見飛ばしがちになるので、時間があれば徒歩での散策をぜひオススメしたい。

 

 

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・港近くの売店で売っていた花豆シェイクなるものがとてもおいしかった顔

 

 

 

-2.4 本島最北端へ

 

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・北部は山と森のスケールがでかい

 

観光できる最後の日であった4日目は、バスツアー(http://www.jumbotours.co.jp/okinawa-hip-hop-bus/japan/course_c.html)を利用して本島北部に行ってきた。大石林山と美ら海水族館に行きたかったのだけど、那覇周辺からレンタカーで行くと2時間近くかかってしまう。そしたら都合よくその2つと本島最北端の辺戸岬を廻ってくれるバスツアーを見つけ、即決で予約した。すべての観光地の入館料とJALプライベートリゾートホテルの昼食ビュッフェ付きで一人8000円というお得さ。レンタカーを借りて高速代を払って入場料やお昼代も…と考えると圧倒的にコスパが良い。ツアーといってもバスに添乗員さんが2人同乗してくれるだけで、現地についたらすべて自由行動だった。ツアーの進行上、辺戸岬や大石林山にあまり時間をかけてもらえなかったのだけが心残りだったけれど、そもそもレンタカー特攻でその2つのポイントを目指すのがけっこう無謀だったので(次の日の飛行機が早朝発で5時起きだった)行けただけでも満足だった。

 

 

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・中部や島々の海とはガラッと雰囲気が変わる

 

最北端の辺戸岬は、大きな尖った岩の甲羅を持つ動物の背中のような、不思議な地形をしていた。断崖絶壁下には透けた水色の波が押し寄せているが、遠浅の海は青と灰色の混ざるような色で、照り返す太陽がひたすらまぶしかった。

 

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・ここはどこの惑星?

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・岩がみんな青くて動き出しそう

 

観光スポットとしてはアクセスの悪い場所にあるせいか、人影もまばら。飲食店などもほとんど近くにないので、途中通る大宜味村あたりのローソンなどで水と食料をちゃんと準備していく必要あり。海に向かって広がる岩場の地形はすごく面白いので、2時間くらいは楽しくいられると思う。大宜味村あたりの海もものすごく綺麗だったので、今度来たときは大宜味村に泊まりたい。

 

 

-2.5 地を這うほうが楽しい大石林山

 

辺戸岬から車で10分もかからないところにあるのが大石林山。いわゆるパワースポットとして観光地化しようとしているけれど、神秘的な雰囲気というよりはちょっとしたジャングルのトレッキングが味わえる小高い丘のような感じ。コースが4つあって、美ら海コースという、展望台から北の海を一望できるコースがメジャーなようだった。

 

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・高いところから見ると地球がぜんぶジオラマみたいね

 

海もジャングルも見られる絶景コースで、道中色々な岩がズンズン地面から生えていておもしろい。名前もおもしろい。撮るとイマイチ迫力がなかったので写真はあまりない。

 

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・岩ドーン

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 ・岩ドドーン

 

美ら海コースもおもしろかったんだけど、個人的にはもう2つの亜熱帯の樹々の森を散策するコースと、岩が美ら海コースよりももっとたくさん突き出しているコースも散策してみたかった。時間の関係上、森のコースにほんの少し入り込んでみただけなんだけど、山から海を眺めていたときより、森に入ったときのほうが元気になった気がした。木漏れ日が気持ちいい。山やジャングルとひとつになったようなライブ感がある。残念ながら今回はご縁がなかったけれど、次に来たときはぜんぶのコースをゆっくり歩いて廻ろうと思った。

 

 

-2.6 ジンベイザメとマンタになりたい

 

修学旅行で美ら海水族館に行った記憶はあったんだけど、何がいたかあまり覚えていなかった。チンアナゴを見てみんなでギャーギャー言っていた気がする。

けれど今回再び訪れてみて、美ら海水族館の大ファンになった。あとジンベイザメとマンタの大大大ファンになった。

 

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・入場して初めて見る水槽。これは間違いなく海だ…!

 

美ら海水族館は、とにかく「海」の使い方が素晴らしい。入場ゲートを通って真っ先に目に飛び込んでくる水槽は、まさにシュノーケリングでわたしたちが見た海そのものだった。きらきらゆらゆら光る青くて青くて透明な水。小さな魚たちと珊瑚。あの海に飛び込んだ瞬間の気持ちが鮮烈に思い出されて言葉が出なくなった。海の水を引いて、水槽の上から太陽の光をいれているのがいい。入場ゲートを入って最初の水槽とジンベエザメとマンタの水槽がとにかくすごくいいので、ぜひ足を止めてみてほしい。(いいしか言ってなくてすみません。でもいいんだよ)

 

 

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・こんなに美しい生きものがこの世にいるのか

 

ジンベイザメとマンタが大好きになった。水槽がでかい。考えられないくらいでかい。水槽の厚さだけで我が家の壁の10倍くらい厚そう。でかい。人間が何人群がろうと決して抱えきれないほどでかい。そのなかをジンベイザメとマンタがふわ~んと泳いでいる。彼らは決して急いだり焦ったり焦らしたりしない。エサが撒かれればあっちへふわ~ん、向かいから大きなエイがぶつかってきそうになったらこっちへふわ~んと流れるように泳いでいく。「生きものの余裕」として圧倒敗北を感じた。また彼ら、顔が可愛い。体のフォルムも優雅だ。ジンベイザメは一口エサを食べるとき一緒に100リットルの水を飲むらしいが、咳き込んでむせたりもしない。水太りもしない。学歴とジェンダーとかももちろん気にしない。もういろいろと圧倒的にすごくて優雅で、彼らの柔らかそうなお腹のあたりに頬を寄せて泣きたくなった。

 

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もともと生きものや水族館が好きだけど、美ら海水族館でマンタとジンベエサメのことが本当に好きになった。

 

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また会いたい。でもあのスケール感で彼らに会えるのはおそらく美ら海水族館だけなので、次沖縄に来たときはまた美ら海水族館に会いに行くつもり。