質問箱が相も変わらず大盛況なので、こちらで何名か分まとめて答えました。答えられなかった方、ごめんね。また今度やるね。
個人的には恋人って家族みたいなものだと思っていて、恋人/家族という分け方は何か大切な軸を見落としかねないと思う。生まれ育った家族を優先することと今付き合っている恋人を優先すること、それぞれの自分にとっての意味とメリットをよくよく考えてみては。
そもそも「本当のもの」がこの世にあると思い込んだ時点で苦しくなるに決まってる。だってそれが本当に本当に本物であるかどうかなんて、誰も判断できないから。そして、たとえそれが本物だろうと、本物を手に入れたからと言って幸せになれるとは限らない。
どういうことかっていうと、つまりは恋とか道徳とかが本物だとか偽物だとかそんなことに大した意味なんかなくて、一番大切なのは、あなたがいましていることや考えていることはあなたを幸せにしているかということ。幸せじゃないなら、いますぐ自分を幸せにしてやって。
愛を失う怖さゆえに愛する相手を傷つけ始めたら重い
恋と愛を分けるのが賢明では。愛されたことがないなんて嘘だよ。愛されていることに気がついていないだけだよ。人間誰にも愛されずに生きてこられるはずがないんだよ。恋が難しいなら、まずは愛から始めてはどうですか。あなたをこれまで愛してくれたすべての人について、真剣に考えたこと、ありますか。
何歳でも怖いものは怖いから気にしないで。わたしあと2週間で24歳になるけど、電車に乗るのと目のでかいチワワが怖くてしょうがない。
上から目線な言葉になってしまって申し訳ないけれど、「うまくやろうとしても絶対うまくいかないから、誰かに気に入られようとせずに自分がかっこいいと思う自分だけをやっていってください」です。
物理的には不自由してないかもしれないけれど、満たされていないのならそれは不自由しているということなのかもね。豊富に与えられることだけが豊かさではない、ということに気がつけるチャンスをその歳で得られるのはすごいと思う。このさき運が良ければ何十年かは生きると思うけれど、案外すぐ死ぬし、明日自分が無事である保証もないし、今のうちにいっぱい思い出作りしておきなね。
あなたが親にどう育てられたかとあなたがどういう人間であるかは関係ない。きびしい言葉かもしれないけど。
極端な例を出すと、子どもの頃虐待を受けた人は「子どもを産んだらどう愛していいかわからない、自分も自分の母親のように子どもに手をあげそうで怖い」と言う人と「自分がつらい思いをしたから、子どもには絶対つらい思いをさせない、あたたかい家庭を築く」と言う人にだいたい分かれるの。要は、あなたがどういう人間になりたいかなんじゃないかな。前向きになりたいなら、悔しさをバネにして跳ぶもよし。きっと同じように豪快で明るい人たちが周りに集まってくるはず。ジメジメしたいなら、鬱屈した気持ちをSNSに書き綴るもよし。きっと同じように苦しんだ人たちがあなたに救いを求めてやって来るから、そのときあなたは「自分だけじゃなかった」と救われるでしょう。どうやっていこうといいんです。あなたはどこまでも自由。