羊とメトニミー

過不足なし

読書メモの効率的なとり方を知りたい

仕事上、分野横断的に本を読むことが多い。種類や領域はなんとなく似通っているけれど、歴史や文脈はまったく違う種類の本を大量に読むことがしばしばある。たとえば最近だと産学官連携、大学入試、英語外部試験、教育改革、発想法あたりかなあ。

一冊一冊から必要な情報を抜き出しその都度手でアウトプットするという作業の煩雑さもさながら、アウトプットした情報の管理も非常にむずかしい。大学1年生の頃読んだ外山滋比古氏の思考の整理学ではカード上のものに情報をストックすることのメリットが語られていたし、最近だとpha氏が知の整理術のなかでノート上での読書メモとオンラインサービスを利用した読書メモの2つの使い分けを提唱していたけれど、いずれの方法も手馴染みがわるくあまり長続きしなかった。

というのも、カードに関しては、あらかじめカード上の書けるスペースが限られているため、重要だと感じた情報をそこまで多く書けないことと、その分カードを増やしていくと今度は失くしたり順番がわからなくなったりするなどのトラブルが多発する。ノートやオンライン読書メモに関しては、「どのページに何を書いたかわからない」「ある程度近い分野の本同士はノート上で分類をしたい(たとえば、ここからここらへんまでは産学官連携、ここからここらへんまでは大学入試)が、一度書き込んでしまうと順番を入れ替えることが不可能」などの理由が挙げられる。そしてやはり、活字として印刷されているものをもう一度じぶんの手でどこかに移植するという効率のわるさに、どうしても居心地の悪さを感じてしまう。たとえばこれが座右の銘とか、人生観にかかわる大切にしたいフレーズなどであれば、手書きで日記などに書いておくことは全然オッケーなのだけど……。大量に情報をインプットしそれらを相互に関連付けたり、そこからなにか発想を生み出したりしようと目的で読書をしているものは、読んで手で書き直す暇すら惜しい。要約して極限まで文字数を減らしてアウトプットすることは可能であれど、その先には管理の手間という壁がそびえている。

読書メモ、どうとるのが効率的なのでしょうね。どのようなことについてメモを残しておきたいかというと

  • ある分野において時系列的に起こった変化や出来事。中でも特にインパクトの大きいイベントについては、その関係者と原因と結果について。
  • 複雑な、あるいは新しい概念や定義について、その内実とそれが生まれるまでの経緯。
  • ある抽象的な概念や定義の具体例。
  • 使い慣れていくことでより使い勝手の良くなる手法や思考法。

もうすこし深掘りすればいろいろと細分化できそうだけど、ひとまずはこんな感じ。これらを「アウトプットと管理の手間がなるべくかからない形」で残したい。贅沢でしょうか。でも絶対あると思うんだよなあ、なにかいい方法が。皆さんの読書メモのとり方、ぜひ教えてください。