きみのお祭り

死ぬまで盛り上がっていけ

2015-01-01から1年間の記事一覧

おまえは白馬の王子さまを待つだけで本当にいいのか

待つことが、けっこう苦手です。 だから、白いご飯は大好きだけれど、極限まで腹ペコのときの炊きたてご飯は苦手。熱くて食べられなくて、我慢できない気持ちが爆発してしまうから。 行列のできるナントカ屋さんも、あんまり得意じゃありません。「よし、今…

チョコレート断ちの観察日記

「チョコレートは頭の回転をさまたげるから食べないほうがよい」 みたいなことを、何かの論文だか記事だかで読んだ。海外のものだった気がする。そういえば昔、わたしはナントカチャイルドアカデミーという場所に通わされていて、母曰く、そのときも同じこと…

3万回/日の雑踏のなかに

ときどき、めちゃくちゃにカロリーの高いものや、ジャンクなものが食べたくなる日がある。 かと思うと、あと1週間は水と大豆だけで過ごしていきたいと思う日もある。 急にどこから湧いてきたのか思うほどの忙しさに包まれて、楽しい楽しいと毎日夢中で這い…

2015.06.02

ほとんど塞ぎかけた二番目のピアスホールを触り、ふいにさみしさを感じた。鳥の声でかえって明瞭とさせられるしずかさが、身体の芯にひびいてくるような朝であった。 二番目のピアスホールは、今から五年ほどまえ、高校二年生の終わり頃にあけたものであって…

2015.05.30

アマゾン展に行ってきた。羽の生えた生き物とか、化石になってしまった生き物とか、地面を這いずりまわる生き物がたくさんいた。 なかでも個人的に興味深かったのは蝶々。モルフォ蝶や、透明な翅をもつものが標本にされていた。透明な翅は、人間が触れたらた…

2015.05.22

昨日は珍しく、スターバックスの新作のフラペチーノを飲むなどした。 朝起きたときは別に飲みたいともなんとも思っていなかったのだけど、病み上がり以来初めてショートパンツをはいて脚を出して、新しいHARUTAの靴をおろしたもんだから、朝から気分ごとまる…

2015.05.18

身体感覚。自分にしか分からないもの。 頭でモノを考えすぎるクセがあるから、頭で考えるのと同じくらい身体で生活を受信している。「から」というのは、人間は何か極端に一つの方向につよい力がはたらいているとき、それと同じ強さで逆方向に力がはたらいて…

2015.05.05

頭で考えていることと、身体を使って生きてみて実際に感じることというのはこんなにも違うものか、とよく思う。何かを頭で考えていること、というのは、たいていの場合、何かしらを自分に納得させたいときである気がする。仮説を立ててみたり、誰かに影響さ…

2015.05.02

最近、我が家は粘度の高いぬるま湯のような状態である。母と妹がずっと喧嘩をしているのだ。四六時中喧嘩をしているわけではないが、一日に一回は必ず険悪な雰囲気になる。そしてお通夜のようなリビングが完成する。それまでみんなで楽しく笑いながらご飯を…

樹木病棟

夢十夜第一夜をオマージュした短いお話を書きました。***「もうそろそろ、ぼくは死ぬよ」半分目を閉じかけて、おだやかな声で有紀はそう言った。静かだけれどしっかりとした声で、死ぬんだ、と酸素マスク越しにもう一度つぶやいた。「どうして?」「分か…

わたしの父は仙人です

「どうしてパパはママと結婚したの?」「パパはママの笑顔に騙されたんだってさ」 わたしの父は、仙人だ。今年51歳になる、少しハンサムな仙人である。 まず、欲がない。21年間育てられてきたなかで、父が、何かをもっと欲しいとか、何かをしたいとか、そう…