きみのお祭り

死ぬまで盛り上がっていけ

190601diary_眠りの瞬間

6月になった。気づけば一人暮らし生活がとっくに5ヶ月以上経っていてびっくりする。そろそろ2回目の四半期を迎えるらしい。まじか。でもたしかに、この部屋で色々な室温を味わったような気がする。 生活は、楽しい。4月末から5月半ばにかけて仕事がだいぶ大…

190423diary_生きていたいのに透明になりたい

生きているのが好きだ。生きていると、けっこういろいろ幸せを感じられる瞬間がある。春の空の淡さ。信号待ちをしている犬のお尻。野菜のトマト煮込み。木漏れ日。炊飯釜の手触り。フラミンゴの膝。季節の花々。風の味。炭酸水。夜道の街灯。花瓶。大きな建…

190421diary_散らばる鳩の残骸を見て

鳩サブレーを数年ぶりに食べた。びっくりした。鳩サブレーってこんなにおいしいの?砂糖と小麦粉と卵だけで?うそお? 鳩サブレーめちゃくちゃおいしい。おいしいが、めちゃくちゃボロボロこぼれる。もう、こぼれる。せんべいどころの話じゃない。週5で飲み…

虚無にはセブンイレブンコーヒー、地頭はぜんぶファック

今日は昼過ぎから体調とメンタルが完全に終わっていた。悪い。悪すぎる。ひとえにこの連日の雨と寒さ、吹きつけるビルの谷間からの風。悪天候は健康を大きく損なう。頭がどんどん重くなり、何かを考えようとしてもまともに言葉が出てこない。だんだん自分が…

諦めが生む飾らなさ/相澤義和『愛情観察』レビュー

相澤義和さんの写真集『愛情観察』を買った。ものすごく良かったので、感想を書く。 www.amazon.co.jp 撮影スタッフとして参加したブックフェア「ポトラ」に、この本の出版元である百万年書房も出店していた。ブースで『愛情観察』を手にとって、数ページめ…

地球の反対側にいるきみ、あるいは春が来ないと嘆くあなたへ

いま、仲のいい友だちが4人、日本じゃない場所にいる。ある2人は研究者、ある人は起業家、ある人は派遣隊として、それぞれみんな別の場所で別のことをがんばっている。 遠くにいる友人に、ここに吹く風の音や、季節の訪れを伝えたくて、手紙を書きました。該…

東京一人暮らし物件探し、結局どこでもオタクは強い

24歳、初の一人暮らし。自立がだいぶ遅れてやってきましたね。実は半年以上前から物件自体は探していて、去年のうちから内見もしていたのですが、年始にちょっと本気を出した結果ほぼ数日で決まりました。めでた〜い。 内見した物件数、28。まわった不動産屋…

きみを手放したから、もうどこへでも行ける

出ます出ます詐欺をおよそ1年続け、ほんとうのほんとうに出ます。実家を。1月に。これはマジです。2018年最後につく嘘にしないよう、12月の1ヶ月間をかけて、家中にある所持品の量を半分にしました。 実は15歳か16歳くらいまで、かなり重度のぬいぐるみ依存…

南青山に児童相談所を建てさせたくない成功者たちは、失う不幸に怯えている

南青山に児童相談所施設などが入る予定の施設が建設されるらしいが、周辺住民の一部がそれに猛反発をしているというニュース。 www.businessinsider.jp youtu.be 動画は、けっこうキツい。気持ちが弱っている人はあまり長く見ないほうがいいかも。児童相談所…

みやかわくんとぼくりりが歌うaNYmOREは生々しさの種類がぜんぜん違うという話

ぼくのりりっくのぼうよみ、引退しちゃいますね。あと一ヶ月半。 引退発表をツイッターで知り、エエエエ〜〜〜〜〜〜!!!!!!と叫びながらその場でチケットぴあのサイトに音速でアクセスし、直近のライブチケットを光速で取って名古屋まで追いかけていっ…

「バーニラ、バニラ、バーニラバニラ 後ろの正面、だーれ?」

デスクトップに常時開きっぱなしにしているstoneに、毎日ちょこちょこ何かを書きつけている。ほんとうに、気づかないうちに。そしてはっと気づいたら窓がいっぱいになっていたので、ひとまず並べておく。メモを書きつけている感覚だったけど、日記なんだなこ…

死ぬのって、夢から覚めるみたいなもんなのかな

眠っているときに見ている夢のなかって、現実世界ではありえないような出来事やシチュエーションをいつの間にか当たり前のものとして受け入れてストーリーが進んでいく。あれ、目が覚めたあといつも不思議だなあと思うんだけど、ほんとうに違和感なく「そう…

高貴なコンビニサラダと、わたしの抱えるカルマについて

その日、昼食を食べそこねたわたしは、狂ったようにローソンの海藻ミックスサラダが食べたかった。16時。もう、狂おしいほどに。 昔から、お腹が減ると人はイライラするのが世の常とされていますが、加えてわたしは大変厄介なカルマを背負っている。お腹が減…

「もっと甘えてよ。弱い姿、見せていいんだよ?」「ご冗談を……」

「もっと甘えてほしい」「弱い姿を見せてほしい」とか言われると、すごく困る。だって、誰かに「甘えて」救われた経験なんて、ただの一度もないので。 「甘える」とは一体どういうことなのか。いまだによくわからない。「お言葉に甘えて」「彼女は甘えた声を…

さみしさとは空腹のこと/霧みたいなルームメイトが欲しい

さみしいと、お腹が減った気がする。食欲の秋とはさみしさの秋だ。肉体から発される空腹とさみしさから生まれるまやかしの空腹が綯い交ぜになって、体の力が抜けてしまう。それが秋。秋という季節。 さみしくて仕方ない。理由はない。人間は理由なくさみしい…

読書メモの効率的なとり方を知りたい

仕事上、分野横断的に本を読むことが多い。種類や領域はなんとなく似通っているけれど、歴史や文脈はまったく違う種類の本を大量に読むことがしばしばある。たとえば最近だと産学官連携、大学入試、英語外部試験、教育改革、発想法あたりかなあ。 一冊一冊か…

そろそろトラウマを手放さなくてはならない

トラウマと位置づけてしまっている記憶は、なかなか手ごわい。その記憶はいまこの瞬間のじぶんを傷つけているわけではないのに、ときどき生々しく「そのとき」を再現しては全身をヒリヒリさせる。目を瞑って眉間にしわを寄せて、しばし耐える。過ぎ去る。は…

深堀隆介氏の「平成しんちう屋」行ってきました

平塚市美術館で展示している「平成しんちう屋」に行ってきました。 透明樹脂にアクリル絵の具で金魚を描くスタイルで一躍有名になった深堀隆介氏。ネットで前々から知ってはいたけれど、なかなか作品を見る機会がなかったので行けてうれしかったです。 市立…

20180711 慢性的な疲れ

慢性的な疲れがずっととれていない気がする。いつからなのかは、正確には思い出せないけれど。 疲れると、たいてい寝るとか食べるとか、あるいは体を動かすとか、整体に行くとか、そういうことをしてきた。だけど最近やっと気づいたのは、そういうやつじゃい…

unreasonableを忘れてはならない―『聖なる鹿殺し』感想メモ

unreasonable―不合理な、無分別な、気まぐれな、非現実的な、筋の立たない、理性に従わない わたしなら、この単語に「わけのわからない」という訳をあてる。 わたしたちは、想像力と言語なしにunreasonableの恐ろしさと向き合うことはできない。unreasonable…

なにかになりきる、ということ

毎日短くてもいいからインターネットに文章を残していく期間、再開。書かなかった理由はシンプルで、インターネット上におもしろいと感じられる文章をここ数ヶ月全然見つけられなくて、嫌になって、でもじゃあお前はおもしろい文章が書けるのか?と自問自答…

万引き家族 感想メモ

万引き家族、観てきた。映画を観ること自体ひさしぶりで、何を観ようか迷ったんだけど、とりあえず手近なところで、という気持ちで観たので、特に事前情報などは仕入れず、期待も持たず。 久しぶりに映画を観たせいなのか、それともこの映画であるからそう感…

豊かさとお金をどう引き換えるかって話

豊かさとは、という話。 これまでお金に関する自己啓発本や投資のテクニック本などを数十冊ほど読んだり眺めたりしてみたけれど、だいたいの本に共通して書いてあったのは「消費ではなく投資をしろ」とか、「のちのちまで負債を背負い込むものに手を出すな」…

困ったら助けるから困ったら助けてください

間違えないように、困らないように、困ったらいつでも自分の力で解決できるように。これまでそうやってがんばってきたけど、そろそろこのスタイル、変えたほうがいいかもなあ、と思った。雨の日の、駅のホームで。 外出はサバイバルゲーム。特に雨の日などは…

2018.04.10_生活の中の春、ご飯を作ること

春は花の季節であるはずなのに、4月2週目にして既に街は花木の盛りを過ぎた気がする。大木の花々は大方散ってしまい、スマホを頭上に掲げる人を見ることがほとんどなくなった。けれど、ご近所さんの玄関先においてある鉢植えや、庭の柵からこぼれ出る木々に…

他人よりも自分を思い通りにするほうが数倍むずかしいなあと思う。

他人よりも自分を思い通りにするほうが数倍むずかしいなあと思う。他人を思い通りに動かすのは案外簡単で、お金か暴力のどちらかがあればだいたいうまくいく。お金は言わずもがな、暴力は多種多様。怒りに任せて当たり散らしたり殴ったりすることも暴力だけ…

20180405_深夜腹ペコのdiary

2月と3月と4月のあいだに、今年は境目がなかった気がする。つめたい風が吹いて、梅が散る。すこし晴れ間がのぞいたら、見る見る間に木蓮の蕾がうごめいて、はじけて、空に真っ白い花びらが溶けた。春の雪が桜の目覚めを誘ったかと思えば、並木道は一瞬の生殖…

2018年の抱負【他人にありったけの心配をかける】

「元日から3日にかけて起こった出来事や見た夢、出会ったひと、感じたことなどは注意深く記録しておくべし。この3日間に出会う物事はその年一年間を象徴する」 って、聞いたことありますか?ちょっと前にこれを知って、へえ〜と思い何気なく自分の日記を読み…

diary_20180205

2週間前に東京に覆いかぶさった深雪がいまだ溶けず、交差点の側溝に溜まっている。夜など、ふと眺めると人がうずくまっているように見えて一瞬ぎくっとする。泥と汚れで雪の気高さをすっかり失ってしまったこの塊、春まで解けないのかな。見るたびになんだか…

どうしてちゃんの「わからない」お作法

冗談ではなく、毎日20回くらいは「わからんなあ」と思う瞬間がある。あくまでも、淡々と。何かに苛ついたり絶望したりというわけではなく、純粋に何かをわからないと感じる瞬間が毎日20回くらいあるのだ。本を読んでいても、ニュースを見ていても、人の話を…