きみのお祭り

死ぬまで盛り上がっていけ

diary_20171031

 

ハロウィン渋谷が心底怖くて退勤時ビクビクしていたけれど、職場は繁華街とは違う方面だったので、あまり波に飲まれずに済んでよかった。とは言え職場のドアから山手線のドアに辿り着くまでに、たくさんの魍魎に出会う。同じ背格好をした10数人の男女、ビッグサイズな体にビックサイズな星条旗をはためかせるアメリカンファミリー、下着が見えているとかそういうレベルじゃないお姉さん、幼稚園児、全身とうもろこしの気ぐるみを着たカップル、何かの概念、マーライオンなど。

 

明日でもいい考え事は明日やる。今日にしかできない考え事しかしない。明日でいい考えごとと今日じゃなきゃいけない考え事の境目は、それを考えると心臓の裏側あたりがソワソワしてしまうかどうか。ソワソワは別のソワソワを呼んで、ほうっておくとソワソワ・ソワソワになってしまうので、そういうことは今日のうちに片付けておく。手を動かしてあらゆるメモや付箋に残したり、「今から5分間喋るので、終わったらなにか反応をください」と言って他人にワーッと喋ったりする。昨日、今日はかなり多弁だった気がする。黙るべき時期には自然と口が閉じてくれるはずなので、いい。

 

「焦らなくていいよ」と言われてハッとして、そう言われないと焦っていることに気がつけないもんなんだなと思った。おかあさんという人はなんやかんやときどきすごい。

 

中秋の名月みたいな月夜だった。月が綺麗ですね、と言える人がいるのはよい。聴いてくれるひとがいない言葉も大切だけれど、聴いてくれるひとがいて光る言葉もある。

しかし「月が綺麗ですね」でI love youの意だなどと突然言われたら、おそらく気が動転する。知らんがなと思うかもしれない。月を指して「あなただ」と目を見て言われれば、気付けるかもしれない。分からない。いま、てきとうなことを言いました。フリー素材ですので、勇気があるひとは使ってみてください。