きみのお祭り

死ぬまで盛り上がっていけ

20171225_diary

 

鍋の蓋は、ひらきのなかにあると思っていた。

あける。ない。隣のひらきをあける。ない。洗い物を立てておくラックにもない。ガス周りにもない。やっぱりひらきの中だよな、と思いもう一度あけるも、やはりない。

おかしいな、と思う。鍋を出すとき一緒には出さなかった、ような。

 

iPhoneが鳴って、一度キッチンを離れる。戻ってみると、ラックのそばの少し見えづらい、とは言え見ればひと目で分かる場所に蓋が置いてある。笑ってしまった。だいたい人間は思い込みの中で生きているんだなあということをあらためて思い知るというか。ここにあるはず、これをしたはず、と思っていても実はそうじゃなかった!ということ、気づいていないだけで、きっと今まで何千回もあるんだろうな。

 

昼間、タップの練習をする。メリークリスマス。記憶障害みたいなものがかなり感じられるようになってから、ひとつの物事を始めるとフロー状態に入りやすくて、その点はすごくありがたい。今日も気づいたら終了時間のノックがあり、え?まじで?となった。

既存のリズムやステップがほとんど使えなくなっているけれど、一応3年続けただけあって基礎的な足の動かし方は身体が既に覚えている。おもしろい。前までの自分では絶対に出てこないようなステップや音の乗せ方が次々に出てくるし、単純な基礎練も足が動かなくなるまで続けられる。次にシューズを履いたとき、今日何をしたか頭ではだいたい忘れてしまっているから、一回の練習でなるべく身体に馴染ませておかなくてはいけないけれど。でも、自分がどうなってもやっぱりタップダンスが好きだ、楽しい、と思えることがこの上なく幸せだなと思う。

 

 

f:id:moffril:20171225180251j:plain

 

f:id:moffril:20171225180407j:plain

 

f:id:moffril:20171225180256j:plain

 

f:id:moffril:20171225180307j:plain

 

今日、家の近くで撮った植物たち。冬に植物はないと思っていたけれど、よく探したら冬にしか会えない植物で溢れていたことに最近気づいた。これも、思い込みを抜け出したひとつの例。