質問箱への回答、第2回目です。
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未来を好きになる必要なんかないよ。余計な期待をすると予想外のことが起きたときにつらいし、予想外のことはけっこうな確率で起こる。高揚も絶望も長くは続かない。生活のなかでゆらぎつづけていくことそのものが、生きているということなんじゃないかと思う。
ありがとうございます。文章や写真をそうやって褒めてもらえるのはほんとうにほんとうにうれしい。
受け入れられないこと、実はまだたくさんあって、苦しいなと思うことも多いよ。だって23歳だもん。だから、自分でいかんともしがたいことは、まわりのひとたちに「あなたのままでいいよ」と肯定してもらったりして、ごまかしごまかしゆっくりやっています。適切なアウトソーシング、大事。だからわたしもあなたに言うね。「あなたのままでいいよ」と。
仕事始めると陥るそれ、けっこうしんどいよね。前職のときそうだった。特に繰り返しな毎日だと「いまのわたし、こんなことしてていいの?」って自問自答がやまなくなってしまう。なんというか、しんどい日々の中で「したいこと」って息継ぎみたいなものだから、時間がなくても気づいたら自然としているかもしれない。もしそれをする気持ちすら見失ってしまっているとしたら、それは一度長い休養をとらなくてはならない。
これか!いや、こちらこそ一方的だったなと思い出してちょっと反省しました、すみません。文字って難しいね。
キャリアプラン、ほんとうにない。何を手に入れたいかなんてぜんぜんわからない。何歳のときにどんな暮らしをして何に仕えていたいか、がぼんやりとあるだけ。嘘ではなく、今日一日を生き延びるので精いっぱい。将来予測がぜんぶ崩れてたくさんのひとに支えられてやっと生き返ってから、自分が何かを切り拓いていくんだなんて、昨日と同じ明日が来るだなんて、畏れ多くて考えられなくなった。
強いて言うなら、いまは「書きたいひと」の「書く」を支える仕事を始めようと思っていることと、健康に暮らすために働き方のバリエーションを増やすことに興味があるよ。興味あったらいつでも連絡してね。
八方美人×器用な世渡り上手 のひとには一生かなわんなあと思う。すごくうらやましいし、尊敬している。八方美人×不器用 のひとはかわいい。しっかりしろよ!って背中叩いてラーメンごちそうしたくなっちゃう。
走り回ったひとは何人かいるんだけど、どなたかな。それなり元気です。お元気ですか?冬ですね。
また褒められててすごくうれしい、ありがとうございます。
普段読む文章ね、けっこう雑食で、ビジネス書も読むし、研究のプレスリリースなんかも読むし、ばかなネット記事も読むし、詩も批評も物語も参考書もけっこうなんでも読むよ。すぐれた文章を読むと文章を書くのがうまくなりそうって思われがちだけど、佳いものも悪いものも同じくらい摂取しないと、なにが自分にとっての「佳い」なのかわからなくなるから、とにかく目についたものは気づいたらなんでも読んでしまうかも。
最近読んだ徹底的に1ミリもいいと思えなかった本と、
入社1年目の教科書/岩瀬大輔
すごくよかった本はこれ。
中動態の世界 意思と責任の考古学/國分功一郎
「1ミリも同意できない、いいと思えない」って実はすごく重要なことで、自分にとっての「いい」がどう措定されているのかを探る絶好の機会なんだ。
反対に「よかった」って手放しで思えるのは、もちろんすばらしいことなのだけど、盲目的な信仰につながりやすいから注意しなくてはならない。