羊とメトニミー

丸くて茶色いホットケーキ

なにかになりきる、ということ

毎日短くてもいいからインターネットに文章を残していく期間、再開。書かなかった理由はシンプルで、インターネット上におもしろいと感じられる文章をここ数ヶ月全然見つけられなくて、嫌になって、でもじゃあお前はおもしろい文章が書けるのか?と自問自答…

万引き家族 感想メモ

万引き家族、観てきた。映画を観ること自体ひさしぶりで、何を観ようか迷ったんだけど、とりあえず手近なところで、という気持ちで観たので、特に事前情報などは仕入れず、期待も持たず。 久しぶりに映画を観たせいなのか、それともこの映画であるからそう感…

豊かさとお金をどう引き換えるかって話

豊かさとは、という話。 これまでお金に関する自己啓発本や投資のテクニック本などを数十冊ほど読んだり眺めたりしてみたけれど、だいたいの本に共通して書いてあったのは「消費ではなく投資をしろ」とか、「のちのちまで負債を背負い込むものに手を出すな」…

困ったら助けるから困ったら助けてください

間違えないように、困らないように、困ったらいつでも自分の力で解決できるように。これまでそうやってがんばってきたけど、そろそろこのスタイル、変えたほうがいいかもなあ、と思った。雨の日の、駅のホームで。 外出はサバイバルゲーム。特に雨の日などは…

2018.04.10_生活の中の春、ご飯を作ること

春は花の季節であるはずなのに、4月2週目にして既に街は花木の盛りを過ぎた気がする。大木の花々は大方散ってしまい、スマホを頭上に掲げる人を見ることがほとんどなくなった。けれど、ご近所さんの玄関先においてある鉢植えや、庭の柵からこぼれ出る木々に…

他人よりも自分を思い通りにするほうが数倍むずかしいなあと思う。

他人よりも自分を思い通りにするほうが数倍むずかしいなあと思う。他人を思い通りに動かすのは案外簡単で、お金か暴力のどちらかがあればだいたいうまくいく。お金は言わずもがな、暴力は多種多様。怒りに任せて当たり散らしたり殴ったりすることも暴力だけ…

20180405_深夜腹ペコのdiary

2月と3月と4月のあいだに、今年は境目がなかった気がする。つめたい風が吹いて、梅が散る。すこし晴れ間がのぞいたら、見る見る間に木蓮の蕾がうごめいて、はじけて、空に真っ白い花びらが溶けた。春の雪が桜の目覚めを誘ったかと思えば、並木道は一瞬の生殖…

2018年の抱負【他人にありったけの心配をかける】

「元日から3日にかけて起こった出来事や見た夢、出会ったひと、感じたことなどは注意深く記録しておくべし。この3日間に出会う物事はその年一年間を象徴する」 って、聞いたことありますか?ちょっと前にこれを知って、へえ〜と思い何気なく自分の日記を読み…

diary_20180205

2週間前に東京に覆いかぶさった深雪がいまだ溶けず、交差点の側溝に溜まっている。夜など、ふと眺めると人がうずくまっているように見えて一瞬ぎくっとする。泥と汚れで雪の気高さをすっかり失ってしまったこの塊、春まで解けないのかな。見るたびになんだか…

どうしてちゃんの「わからない」お作法

冗談ではなく、毎日20回くらいは「わからんなあ」と思う瞬間がある。あくまでも、淡々と。何かに苛ついたり絶望したりというわけではなく、純粋に何かをわからないと感じる瞬間が毎日20回くらいあるのだ。本を読んでいても、ニュースを見ていても、人の話を…

日常にかえる、とは

犬、あっという間に逝ってしまった。肺炎を発症してからわずか2日半だった。2日半しか苦しまずに命の最後を全うできた、と考えるとすこし救われる気もするけれど、亡くなってからここ数日間、時間感覚が吹き飛んでしまっている。 これまで、「かなしい」とい…

犬が生死の境目にいて、何が正しいのかわからない

今年14歳になる犬がいる。14年前、わたしが道端で死にかけていたやつを拾ってきて、それ以来この犬一匹のために母親が家出をしそうになったり新築の一軒家を買ったりと、まあ犬が我が家に与えた影響は計り知れないほど大きかった。ふわふわで、目がくりくり…

自作自演問答ノススメ

質問箱という匿名質問投稿サービスがこんなツイートをして炎上している。 要は「匿名で質問や相談が投げられる仕組みに自作自演で質問を投げ込んでそれに回答をしている人間が14万人もいるぞ!」というぶっちゃけ。 サービスの作り手としてサイテー(たとえ…

かつて、自罰は苦しみと救いのあいだにあった

その昔、まだ女子高生で、膝上15センチのスカートをひるがえして毎日往復14キロの道を自転車でぶっ飛ばしていた頃、わたしは過剰にストイックだった。そして、ものすごい自罰主義者だった。おそらくもともとの性格によるところが大きいのだけど、たとえば毎…

質問箱に答えたよ_20180116

質問箱が相も変わらず大盛況なので、こちらで何名か分まとめて答えました。答えられなかった方、ごめんね。また今度やるね。 個人的には恋人って家族みたいなものだと思っていて、恋人/家族という分け方は何か大切な軸を見落としかねないと思う。生まれ育っ…

不安定歩行の効用

外に出たくない。必要最低限以外の刺激がなるべく少ない日々が必要だ、いまは。他人には見えない冬が永い。 自信のないときほど、どうしても外に出なくてはならないときはヒールの高い靴を履いて外出する。「気持ちを上向きに」なんていう洒落た理由では全く…

diary_20180110

タイ料理は、一見からくなさそうなおしゃれサラダが最もからい。今日の知見です。 共同体の中でやっていくとき、特に考えなきゃなと感じるのは「わたしたちの関係性において、いまのベストは何か」ということ。そこには「あなた」と「わたし」の両方が含まれ…

diary_20180107

したいことをしたいと思っているうちにやる、というのは、今年のひとつの目標。そもそもしたいことをできないときというのは、心身の健康か時間のどちらかを欠いているときであって、それをなんとかしようと格闘しているだけで消耗する。そして年末になって…

20171225_diary

鍋の蓋は、ひらきのなかにあると思っていた。 あける。ない。隣のひらきをあける。ない。洗い物を立てておくラックにもない。ガス周りにもない。やっぱりひらきの中だよな、と思いもう一度あけるも、やはりない。 おかしいな、と思う。鍋を出すとき一緒には…

質問箱に答えたよ_20171220

質問箱への回答、第2回目です。 投稿はこちらまでどうぞ → 藤坂の質問箱です | Peing 未来を好きになる必要なんかないよ。余計な期待をすると予想外のことが起きたときにつらいし、予想外のことはけっこうな確率で起こる。高揚も絶望も長くは続かない。生活…

「いやな怒り方をするひと」のほんとのところ

よく「叱るのは良いけど怒るのはダメ」とか聞くけれど、じゃあ怒ると叱るの違いをただしく認識してただしく使い分けられる人ってどれくらいいるの?と思う。それに、ムッとしたときとかイラッとしたときに一呼吸置いてそのあたりを冷静に使い分けられる理知…

質問箱に答えたよ_20171214

ツイッターで質問箱というのが流行っていて、匿名で開設者に質問とか相談ができるシステムなんだけど、軽い気持ちで始めたら割とコンスタントに質問がくるのでけっこうびっくりした。それも、なんだか近い色合いの質問が多くて、ひとを大切にすることとか、…

diary_20171207

近ごろ我が家に新入りがやってきた。小柄なアイロン。 さっそく仕事に着ていくシャツに使ってみる。あたたまるのが早く、小回りがきくしデザインも愛らしくていい。でも何より一番気に入ったのは、電源を切ったあと、呼吸するみたいに数秒に一度蒸気をしずか…

diary_20171205

あたらしく仕事を始めようと思ったときに考えるべきことってほんとうに星の数ほどあって、優先順位を決めるところからしてベリーハードなんですけど、わたしは最初に「最後の最後まで誰を絶対に裏切らないか」から決めようと思います。そこさえ決められれば…

未来の旦那に捧ぐ―食らえわたしとの結婚アドバンテージ3選

突然ですがわたしの婚活アピールポイントを紹介します。婚活をしているわけではないです。する予定もないです。愛、じゅうぶんに間に合っています。いまさらの自己紹介をちょっと変な角度からやってみようと思い立っただけです。 この前あるWeb記事を読んで…

diary_20171202

利益を出すためにとかお金を稼ぐためにとか会社を組織として大きくするためにはどうしたらいいか、という一般的な仕事に対する価値観からの大脱却をせざるを得ない状況になった。 これからわたしがしなくてはならないことはすごくシンプルで、自分で自分の仕…

diary_20171120

突然、数日前から吹雪が始まった。きっとこれは永い。 雪原が見える。明るく数十メートル先まで見通せる日もあれば、今日などは50センチ先も見えないような雪風にさらされている。太陽は見えない。鉛色の雲と寒さだけがただあるような。 比喩ではない。本当…

diary_20171107

年に数回、食べ物を一切食べたくなくなる日が唐突にくる。体のなかに水以外の不純物をいれたくない気持ちが。それが今日です。しかし気持ちだけで体は律儀に栄養を欲しがるので、ここのバランスのとり方が非常にむずかしい。なるべくハイファット・ハイカロ…

diary_20171031

ハロウィン渋谷が心底怖くて退勤時ビクビクしていたけれど、職場は繁華街とは違う方面だったので、あまり波に飲まれずに済んでよかった。とは言え職場のドアから山手線のドアに辿り着くまでに、たくさんの魍魎に出会う。同じ背格好をした10数人の男女、ビ…

diary_20171027

2日連続で晴れるなんて珍しい。毎日これくらい晴れてくれると本当にうれしい。 いまやっている仕事のひとつに、とてもチャレンジングなものがある。「書く」のではなく「書き続ける」こと。1回あたりの文字数自体はそこまで多くないけれど、取材で調べてきた…